BtoBブランディングとは?
ビジネス業界において「BtoB」や「BtoC」はよく使われる言葉です。「BtoB」や「BtoC」の他にも、主に使われるものは6つあります。
・BtoB…企業同士の取引
・BtoC…企業と消費者の取引
・BtoE…企業と従業員の取引
・BtoG…企業と行政の取引
・CtoC…消費者同士の取引
・GtoC…行政と消費者の取引
今回はBtoBに焦点を当て、「BtoBブランディング」に関して解説していきます。
BtoBブランディングは、BtoB企業が企業を対象としたマーケティング手法。BtoBブランディング行うことで、取引先に自社を選んでもらう決定打となります。社会的認知度も上がり、採用ブランディングとしても効果的です。
BtoBブランディングのメリット
「ブランディング」という言葉は近年認知されてきましたが、「BtoBブランディング」に関しては、実践していない企業も多いです。BtoBブランデングを行わないのは、必要な理由や、メリットが明確になっていないからではないでしょうか。BtoBブランディングのメリットは主に4つです。
・価格競争からの脱却
・顧客の新規獲得
・自社の魅力・問題を認識
・採用ブランディングとしての効果
BtoB企業だけに限りませんが、「どこよりも安く提供する」と価格で勝負する企業が多いのが現状です。BtoBブランディングで他社との差別化を図ることにより、価格競争から脱却することができます。価格だけでは太刀打ちできない企業でも、BtoBブランディングを成功させれば、顧客の獲得に繋がっていくでしょう。
また、BtoBブランディングをする中で重要なのは、自社の魅力や現状を把握することです。現状を把握していく中で、今まで気づかなかった問題点にも気づけるでしょう。ブランディングと並行して、自社のレベルを高める動きや、問題の改善点を見直せます。
自社の魅力を理解し認知度をあげていくことで、採用ブランディングに繋がり、有力な人材を確保しやすくなるメリットもあるのです。
BtoBブランディングの主な手法4つ
BtoBブランディングを行う主な手法は4つです。
・企業ブランディング
・技術ブランディング
・Webサイトの構築
・ブランドマネージャーの導入
企業ブランディングは、企業のブランドを構築し、価値を高めることを指します。IR効果、採用ブランディング、インナーブランディング、ソリューションブランディングとしても効果があり、BtoBブランディングの基本と言えるでしょう。
技術ブランディングは、技術やノウハウなどの技術ブランドを構築することを指します。他社にはない技術を可視化することで、差別化が図れるでしょう。自社のイメージアップにも繋がります。
企業ブランディングと技術ブランディングのイメージができたら、Webサイトにも力を入れましょう。インターネットが主流となっている現代において、Webサイトの構築は不可欠です。どれだけ良い企業であっても、Webサイトが見にくい、デザインが古い、などの理由から興味を持ってもらえないこともあります。今やWebサイトは名刺代わりとなっているので、企業ブランディングや技術ブランディングを無駄にしないために、Webサイトにも力を入れましょう。
どうしてもBtoBブランディングが上手くいかない場合は、ブランドマネージャーの導入を検討するのも一つの手です。ブランドマネージャーに関してはBRAND THINKING内「ブランド・マネージャーとは?」で解説していますが、ブランド戦略を成功に導く強い味方になります。
ブランディングの基本は同じ
BtoBブランディングは、実践している企業も少なく、難しいイメージがあります。しかしBtoB企業においてもBtoC企業においても、ブランディングの基本は同じです。特に価格競争に巻き込まれている中小企業は、BtoBブランディングを実践した方が良いです。「ブランディング」として成功できなくとも、自社の魅力を見直す良いきっかけになり、結果的に自社のレベルアップへと繋がるでしょう。
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