【BRANDING PERSON 第1回】
グローバル・リンク・マネジメント 市村京子
BRANDINGに携わる人に焦点をあてる新連載「BRANDING PERSON」。記念すべき第1回目は投資不動産の企画開発・販売・管理までを手がける株式会社グローバル・リンク・マネジメントで広報やプロモーションなどの業務に携わりながら、採用責任者として活躍する市村京子氏に、これまでのキャリアや今の業務、そしてこれからの目標などを聴いた。
2年連続TOPセールス。だからこその異動願い。
昔から負けず嫌い。入社後、営業として2年連続TOPセールスになった。通常年間15件程度の受注でTOPとなるが、市村氏はその倍の30件以上の受注を2年連続続けた。それは社内では今でも「伝説」となっている。「中高と吹奏楽部だったんですけど、実力主義でした。1年生でも上手だとレギュラーだし、3年生も下手だと控え選手。そういう環境が当たり前だったので、自然と実力主義の会社を選んだのかもしれません」。だから就職活動では、自ずと実力主義のところを選んでいた。一方、人と話したり会うのが好きで、「自分に会ってよかった」という人がたくさん増えたらいい、と思っていた。そんな時に出会ったのが、今の会社の専務だった。「就職活動で富永に出会った時に、こんなオーラを纏った素敵な人がいるのかと圧倒されました。この人が歩んできた道を自分も歩みたい。それが入社のきっかけです」。しかし、2年連続でTOPセールスを獲った後、市村氏は異動を希望する。不動のTOPセールスで営業の大黒柱。誰しもこのまま営業でいくだろう、と思った。「私、根本的にできることをずっとやり続けるのは性に合わないんです。仕事は大好きで、営業も大好きだったけど、この先営業だけに打ち込んでいくのが嫌でした。2年間でやりきった!と胸を張って言えるな、とも思いました。もっと自分ができないこと、挑戦したことがないことにチャレンジしたいと思ったんです」。
日本の金融リテラシーを上げたい。
仕事は広報、イベント、採用。採用では責任者を務めている。不人気の代名詞、投資不動産業界において、採用は大成功を収めている(※ケーススタディの記事はこちら)。「今思っているのは、不動産投資というキーワードって社会人でさえ疎いと思うんですね。学生ならなおさらそう。そういう金融全般のリテラシーが低いのは実は日本だけなんです。例えば欧米や香港では、学生の頃から資産運用、金融について学ぶのは当たり前のことです。時代は低成長時代。採用活動を通して、学生の内からまず資産運用に対して興味をもってくれたら」と意気込んでいる。「広報やイベントも、自分で企画をたてて、運営までやっています。年に2回、お客様感謝祭を開催しているのですが、7月には竹中平蔵さんに来ていただきます」。日本経済の視点から、個人の投資、運用まで幅広く話ができる同氏は、まさに以前から呼びたかった人物だそう。そして貴重な講演を企画することで、自社のお客様に「特別感」を味わって欲しい、と語る。
企業の社内研修に、不動産投資を。
営業で結果を出し、そして広報や採用など自社のPRの部分でも結果を出す市村氏。20代ですでに営業、広報、プロモーション、採用と多くのキャリアを重ねてきた。その成功を支えるマインドはどこにあるのか。「営業時代、一番大事にしていたのは、ほんのわずかなチャンスだったとしても、絶対にやりきること。みんながこの案件は無理だよ、時間のムダだよ、と言うことでも全力投球をしてきました。なぜそれができたのか、わからないんですけど恐らくとことん負けず嫌いなんでしょうね(笑)。そのマインドは今でも変わりません」と話す。一期一会を大切にすること。それは広報や採用の場でもとても重要な事だと市村氏は語る。今後の目標について聞くと、こんな答えが返ってきた。「投資不動産業界はダイレクトに顧客を探すことばかり注力してきましたが、BtoBという視点もあると思います。例えば、企業内で行われる社内向けの資産運用の研修。株やNISA、保険はあるのに不動産って、たいてい入っていないんですよ。だから投資として、いかに不動産が有効かを研修という場で伝えていく活動なども考えています」。市村氏の父の趣味は「目標達成」。そのDNAを引き継いだ目は、すでに達成への道筋が浮かんでいるようだった。
市村京子
株式会社グローバル・リンク・マネジメント
営業管理部 プロモーション企画推進課 主任
新卒で入社。その後2年連続でTOPセールスを受賞。例年の受賞者の倍以上の記録を残し、現部署へ。広報やイベントの企画、運営そして採用活動など、会社として表に出る部分全体が業務範囲。採用責任者として活動全体を統括する。趣味は旅行。必ず1年に1回は長期休暇をとって旅行する。思い出に残っている場所はモロッコ、ミャンマーなど。
文:BRAND THINKING編集部
※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して弊社は一切の責任を負いません。