経営に正しいブランディングを。わかりやすく解説|ブランド シンキング

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経営に正しいブランディングを。わかりやすく解説

個の時代に求められるブランディング力とは?

ブランディングは企業だけのものではなくなる。

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企業は代表的な商品が必要。個のブランディングはその人そのもの。

近年「一億総クリエイター時代」「個の時代が来る」という言葉をよく目にします。「一つ僕が予測している流れは個へのフォーカスです」(前田裕二『メモの魔力』幻冬舎,2018年)。「個のブランドが価値となる時代です」(藤村正弘『「つながり」で売る!法則』日本経済新聞出版社,2019年)。このようにビジネス関連書籍においても多く語られています。つまりこれからは『個』のブランディング力を高める時代です。では『個』のブランディングとはどんなものなのか?ブランディングは簡潔に説明するのであれば、企業=『商品A』とイメージを形成するものです。しかし『個』のブランディングにおいては、Aさん=『商品A』ではなく、Aさん=『その人そのもの』を表します。個のブランディング力をつければ、一つの商品だけではなく、どんな商品を販売しても売れやすい強みがあるのです。

例えば、スターバックスならばコーヒーのイメージがあるので、スターバックスが新作コーヒーを出せばもちろん売れます。しかしもし、スターバックスが急に楽器をデザインして販売しても、なかなか売上は伸びないでしょう。反対に『個』のブランディングを活かした場合、Aさんそのものがブランドとして確立しているので、Aさんが生み出すものはなんでも一定数の売上に届くでしょう。消費者は「Aさんが作る〇〇だから欲しい」のではなく、「Aさんが作り出すものなら間違いない」というイメージを持っています。これが個のブランディング力です。

個のブランディングは親近感が育てる。

SNSが発達した今、個のブランディング力を伸ばすことは個人事業主の強みでもあります。また個のブランディングは、広めることが全てではありません。個のブランディングで重要なのは、「広める」よりも「深める」ことです。企業の場合何十万人をもターゲットにしなければいけませんが、個人の場合は100人でも問題ありません。100人中100人がAさんの販売するものを購入すれば、ブランディングは成功していると言えます。個のブランディングはCtoCが基本です。企業の場合BtoCになりますが、個の場合消費者個人同士の売買に近いので、親近感を持って購入することができます。

株式会社ピーアイのブランドの一つ『Keisuke okunoya』は、まさに『個』のブランディングで成功した一例です。『Keisuke okunoya』の販売はSNSのみ。そんな中、ある春に1日だけ販売した1万5,000円もするポロシャツは、1回ブログで宣伝しただけで400名以上からの注文が入ったそうです。これは、普段から奥ノ谷さんがSNSで面白い投稿をしたり、フォロワーと関わることによって生まれた、個のブランディング力と言えるでしょう。

個性を活かすことがブランドとなる。

個のブランディングは簡単に言うならば、有名人や芸能人のようなものです。有名人は『その人』というブランドを確立しています。ただ個のブランディングをするために、1人でなければいけないわけではありません。企業を経営している人でも、個のブランディング力を伸ばしている人はいます。有名人で言うならば、現在株式会社スタートトゥデイ代表取締役社長、元ZOZOTOWN社長の『前澤友作』さん。元ライブドア社長、『ホリエモン』こと『堀江貴文』さん。この2人を知らない人はいないでしょう。ZOZOTOWNにライブドア、どちらも有名な会社ですが、会社がなくとも『堀江貴文』『前澤友作』というブランドが確立しています。他の大手企業はどうでしょうか?経営者ではない限り、なかなか企業の社長の名前を多く知っている人は少ないと思います。前澤友作さんと堀江貴文さんは意図してなくとも、個のブランディングを育ててきました。だからこそ今があるのです。どちらかが新作の何かを発表すれば、一定の数字はとれるでしょう。間違いなく赤字にはなりません。

ここで重要なのが『キャラクター性』です。個のブランディング力の『個』というのは、『個人』という意味ではなく、『個性』の意味の個です。個性こそが個のブランディング力に重要なものとなります。「そこに個性が出ているか。その言葉に心が入っているか。楽しんでいるのがわかるか。そこに「遊び心」があるか」(藤村正弘『「つながり」で売る!法則』日本経済新聞出版社,2019年)。個性というのはその人にしかないものです。個のブランディング力を伸ばしている人は、どんな人も個性があり、恐れることなく発揮しています。その個性が1つの『ブランド』として、認められているのです。SNSも発達し、インターネット環境さえあればさまざまな商品を販売できる今、自分の個性をどれだけ活かせるかで、これからのブランディングは変わってくるでしょう。

名城政也

 
名城 政也

埼玉県出身中卒。2児のパパ。 MSYmusic代表 現在webライター・ブランド「Slidrive」・音楽関連(イベント運営・レコーディング・動画制作)の仕事をしながら、時折ドラマーやギタリストとしてステージに立つことも。




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