経営に正しいブランディングを。わかりやすく解説|ブランド シンキング

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経営に正しいブランディングを。わかりやすく解説

2016.12.22

最初に知っておきたい『Public Relations(PR)』の本質について。

【スタートアップのCEOだからこそ身につけたい『ブランディング思考』】no.2

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「ピーアール」は「アピール」ではない。

『Public Relations(PR)』の概念は、ブランディングと並ぶくらい大事な概念です。

一般的な認知として「PR」は一方的なアピールや、広報やマーケティングだけの仕事ではありません。「IR」も株主との関係性で「PR」と別ではなく、『Public Relations(PR)』の中の1部の概念です。

そもそも『Public Relations』という概念の本質的な意味は「社会との関係性を作る」ことです。これによってどんな価値が生まれるかは、個人が『Public Relations』を持つことで、企業や学校を通さなくても、直接社会との関係性を作って、自分のアイデンティティ(存在価値)を持つことができるからです。

2012年にアメリカPR協会が正式に発表した、現代のPRの定義

パブリックリレーションズとは、組織と組織をとりまくパブリックの間の、相互に利益のある関係を築く戦略的コミュニケーションのプロセスである

“Public relations is a strategic communication process that builds mutually
beneficial relationships between organizations and their publics.”

-PRとは-
http://www.dentsu-pr.co.jp/pr/beginners.html

 

誤解が生まれるわけ。

多くの人が見たことや書いたことがある履歴書の「自己PR」です。
ここで「自己PR=アピール」という誤った認識がついてしまっています。 %e3%82%b9%e3%82%af%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%83%b3%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%83%e3%83%88-2016-12-21-7-56-14

パブリックリレーション(PR)の在るべき姿。

自分の存在価値(アイデンティティ)を示すには「学校」「企業」に所属することで、社会に認めらえた=関係性を作っています。

それは、あくまで「学校」「企業」と『社会』の関係性に依存しています。

逆に言うと、「学校」「企業」に所属しない=社会の中で、自分の存在価値を証明する方法がなくなってしまっています。

パブリックリレーションが当たり前になった社会。

自分が目指す社会は、1人1人が『Public Relations』を持ち、学校を離れても、会社を辞めても、家庭に入っても、ずっと個人と社会との関係性を保ったままで、双方向の関係を保つことができる社会です。 具体的には、社会の中で、自分がどういう存在になりたいか。

誰とどういう関係になりたいかの関係性を定義していきます。

自分が誰とどういう関係性を築きたいか、関係性する人、親や友達や仕事仲間と、全員書き出して、その人ごとにどういう関係になりたいかを決めて、そのための自分がどんな価値を提供できるかを考え、伝え、体験してもらうことで、関係性を作っていきます。

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チカイケ 秀夫

パーソナル・ベンチャー・キャピタル代表。企業ブランディングパートナー/社外CBO(チーフ・ブランディング・オフィサー)。一部上場IT企業でベンチャー立ち上げ、グロースハック、企業理念策定や代表直下でグループでのさまざまなプロジェクトを担当。そこでの『ブランディング』を通して、現在は、個人/スタートアップ/ベンチャーへの支援を行う。

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