Instagramを使ったブランド戦略
今回はInstagramを使ったブランディング戦略を解説します。Instaramは若者に人気の、画像・動画投稿型SNSです。Instagramの影響は大きく、日本の利用者の83%がInstagramをきっかけに行動しているという調査結果が出ています。
また、現在若年層の1ヶ月あたりのInstagram総利用時間は1憶時間以上だそうです。
「視覚に訴えるInstagramでは、実際に来店させる、購買を促すといった行動を喚起することができます。日本の利用者の83%がInstagramを見て行動に移したという調査結果もあります。」
引用:資生堂がInstagramを中心としたブランディング戦略を公開:MarkeZine
若年層(18〜29歳)が1ヵ月間でInstagramに接触している総利用時間は1億時間以上になり、2017年と比較して201%の伸びとなっている。
引用:資生堂がInstagramを中心としたブランディング戦略を公開:MarkeZine
これだけの影響力があるInstagramを使わないのは損です。Instagramでブランディングできれば、確実に効果が出るでしょう。
Instagram(インスタグラム)ブランディングのポイント
Instagramでブランディングを成功させるポイントは、4つです。
・投稿内容の方向性を決めておく
・オリジナルのハッシュタグを作る
・お洒落な写真を意識する
・継続的に投稿する
まず、Instagramを利用する前に、投稿内容の方向性を決めておきましょう。投稿する画像や動画の世界観が統一されていなければ、ブランディングにつながりません。あらかじめ、コンセプトやテーマを明確にしておくことが重要です。
テーマが決まったら、オリジナルのハッシュタグを考えておきましょう。Instagramは、ハッシュタグから検索するユーザーが多いです。オリジナルハッシュタグを作ると、ブランドの知名度向上に期待できます。
一番重要なのは、投稿する画像や動画のお洒落さです。Instagramを利用するユーザーは、テキストよりも画像や動画を見ています。たとえば、商品販売の企業が、商品の画像ばかり投稿していたらユーザーは見てくれるでしょうか?ただ商品を投稿するだけだと、”宣伝っぽさ”が伝わってしまうため、見てもらえません。商品に関連するお洒落な画像、また商品やサービスを購入したお客様の画像など、人の目を惹き付けるものを選びましょう。
Instagram(インスタグラム)活用事例
実際に人気のある企業のInstagramを紹介します。どのようにInstagramを活用して良いかわからない場合や、どんな画像を投稿して良いかわからない場合に、参考にしてください。
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こちらは、『コーセー』のヘアケアブランド『 ジュレーム[Je l’aime]』の公式アカウントです。『 ジュレーム[Je l’aime]』のアカウントでは、商品写真が主ですが、どれもお洒落に加工されています。ハッシュタグでは「#コーセー」や「#ジュレーム」はもちろん、投稿画像に合わせて「#花のある暮らし」「#モテ髪」「#美髪になりたい」などと設定。こちらの投稿は、500人以上に「いいね!」されています。
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こちらはこども写真をメインにした、フォトグッズ専門店『ベビフル』の投稿です。アカウントには、多くの赤ちゃんの写真が投稿されています。小さいお子様がいる方は、つい見てしまうような画像ばかりです。また、ハッシュタグ「#ベビフル」とつけて投稿することで、写真や動画をピックアップして紹介してもらえます。このように、Instagramを利用した、ユーザー参加型企画を行うのも、認知度向上につながるでしょう。
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こちらは、『サントリー』の公式Instagramです。『サントリー』の公式アカウントでは、飲料だけではなく、その飲み物に合った食べ物やレシピを公開しています。ハッシュタグは「#家飲み」「#簡単レシピ」「#時短レシピ」など。飲料の紹介だけにこだわらず、お役立ち情報を組み合わせた、とても上手な戦略です。
Instagramブランディングはベネフィットを伝えることが鍵
Instagramブランディングをする上で重要なのは、ベネフィットの提示です。Instagramを利用するユーザーが、”どんな画像を見たくてInstagramを利用しているのか?”を、つきつめて考えてみましょう。利用ユーザーは、企業の宣伝を見たくてInstagramを開いているわけではありません。画像から、どんなベネフィットが手に入るのか、想像させる工夫をしましょう。
そこから、アカウントのファンになり、ブランドのファンへとなっていくのです。Instagramブランディングをする際は、「テーマ」「企画」「画像から感じ取れるベネフィット」の3点を重視すると良いでしょう。
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