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経営に正しいブランディングを。わかりやすく解説

2020.08.24

意外と多いブランディングに対する勘違い。勘違いブランディングに注意

本当にブランディングを理解しているか?

昨今ビジネスブームと言われており、ブランディングという言葉も多く見られるようになりました。SNSを使ったセルフブランディングをしている方も多いです。しかしブランディングが広まった一方で、ブランディングを勘違いしているのでは?と見受けられる方もいます。

特にセルフブランディングの場合は勘違いブランディングが多いです。よく見られる勘違いを紹介するので、今自分が行ってるブランディングが勘違いではないか確認してみましょう。

とにかく知名度を上げる勘違い

特にSNSでブランディングを行う方に見られる勘違いです。ブランディングを「知ってもらうため」のものだと勘違いしています。もちろんブランディングは認知度をあげるためでもありますが、ただ知ってもらうだけでは意味がありません。

ブランディングと称して、攻撃的な言葉や賛否両論のある内容をSNSに投稿する方もいますが、悪い評判が広がっても意味がないです。それではただの炎上商法に過ぎません。ブランディングを通して知ってもらいたいのは、「名前」ではなく、その人や企業の信頼性やメリットです。

また、知名度をあげるためにSNSでキャラづくりをしてしまう人も勘違いなので気を付けましょう。ブランディングは自社・自分本来の価値そのものを向上させ、アピールすることが大切です。自分とかけ離れ過ぎたキャラ作りを行うのは、ブランディングに繋がりません。

ブランディングを目的とする勘違い

ブランディングは、あくまで手段であって目的ではありません。「ブランディングをしないと…」というSNS投稿も多く見られるようになりましたが、「なんのためにブランディングするのか?」が見えてこない方もいます。

ブランディングは信頼してもらい、選んでもらうための手段に過ぎません。どれだけセルフブランディングしても、その先がなければブランディングは無駄に終わってしまいます。

ブランディングをしながら、並行してその先を考えるのも悪くはありません。しかし先に目的が明確になっていなければ、何をアピールするべきか曖昧になります。曖昧なブランディングは失敗するでしょう。どれだけSNSでフォロワーが増えても、いざビジネスに関連付けた時フォロワーは離れます。

「なぜ・なんのために・なにを」がなければ、ブランディングの意味はありません。

ブランドは高級でなければいけない勘違い

一般的に「ブランド」と聞くと、エルメスやGucciなど高級ブランドを思い浮かべる方が多いでしょう。ブランドと聞いて真っ先に高級ブランドを思い浮かべる方は、「ブランディング=高級に見せる」と勘違いしてしまいます。

どの企業にもブランドはあり、コカ・コーラやマツモトキヨシ、ダイソーなども全てブランドです。「ブランディングは自社を高級に見せること」と勘違いしてしまうのは、自社のメリットを潰す要因にもなりかねません。

例えば「質が高く安い」のであれば、それは大きなメリットです。しかし高級に見せようとすると、安いメリットを押し出せない、もったいないブランディングになってしまいます。

ブランディングとは何か?ゴールまで明確になっているか?

ブランディングへの意識が高まってきたのは良い傾向です。しかし勘違いブランディングをそのまま進めると、本来の効果は感じられないでしょう。また、自身でブランディングを理解していなければ、悪質なブランディング会社に騙される場合もあります。

勘違いブランディングで自己顕示欲を満たすのは簡単ですが、それだけではないからこそブランディングは奥深いのです。自己顕示欲を満たすためのブランディングは、もはやブランディングとは呼べません。

今一度ブランディングに関しての知識を見直してみてはいかがでしょうか。今行っているブランディングは、本当に意味があるものなのか?その先の価値を見出せるものなのか?やり方は間違っていないか?考えてみてください。

 

名城政也

 
名城 政也

SEO記事からオウンドメディア、脚本や台本、HP文章までweb媒体の記事を多く手掛けるwebライター。 多趣味で幅広い知識を基にさまざまな記事を執筆。

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