経営に正しいブランディングを。わかりやすく解説|ブランド シンキング

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経営に正しいブランディングを。わかりやすく解説

2020.06.01

採用したい企業には大チャンスだけど、タチの悪い採用は増える。

コロナショック下の採用を、採用ブランディングで考える。

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就職氷河期が再びやってくる。

コロナ・ショックは、採用市場も変えつつあります。ここ最近、HR界隈のどんな人に聞いても「就職氷河期がやってくる」。と予想しています。4/20に発表されたマイナビの調査では、2021の採用予定数は「当初の予定通り」が82%と、コロナ・ショックと世間で騒がれているよりは、意外と高い水準を保っているように思えます。しかし一方で、ANAが新卒採用を凍結するなど、大手企業で今後、軒並み採用数の削減、中止が予想されるのではないか、と専門家たちは予想しています。また、中途採用に目を向けると、すでに求人数の減少が見られ、一方で採用を継続、開始している企業には、コロナ以前よりも、多くの応募者が集まっているようです。これらの動きは明らかに2000年前後の就職氷河期やリーマンショック後の採用動向に似ており、調査ではまだ明るみになっていませんが、このまま就職氷河期へ突入、売り手市場から買い手市場へ一気にチェンジするという予想は、当たるような気がします。

採用したい企業は大チャンス。だが….

そうした中で、採用に何が起こるのかと言うと、これまで特に中途採用では、媒体に募集を掲載しても、人が一向に集まらない、という状態だったのが、上記に書いたように、一気に集まる状況になるということです。だから、採用したい企業には大チャンスの時代がやってきたのです。これまでは、極端な大手志向もあって、無名の企業には母集団が集まらないという特徴がありましたが、就職氷河期の時代においては、当てはまらなくなります。母集団がやけに集まる→うれしくて必要以上に内定を出してしまう=選考が甘くなる→ミスマッチが起きる→すぐに辞める。という恐ろしいスパイラルが起こることが容易に想像できます。企業側は予算も労力も掛けたのに、すぐに辞められてしまうので、また一から採用しなければならない。求職者側は、履歴書に黒歴史の1行が追加されてしまうのです。これは今までよりも相当タチが悪い採用です。

コロナ・ショックは、リーマンとは違い、これから徐々に大企業への影響が増していくでしょう。そしてそこに影響された中小企業に再び影響が舞い戻ってくる恐ろしいシナリオが考えられます。それだけに、採用できる企業は、経営努力をしてきた証で、本当に素晴らしいことなのですが、求職者には、今いる企業の業績悪化で止む得なく、転職をする人もいるでしょう。お互いのWinのためにも、採用ブランディングを実施することで、質的も、量的にも、効率的で、本質的な採用活動を行ってほしいものです。まして今は、買い手市場。企業の責任として、自社の理念価値観を自信を持って表明し(この時期に採用できるのですから)、求職者がマッチしやすい状況を積極的につくってほしいものです。

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むすび株式会社 代表取締役
深澤 了

ブランディング・ディレクター/クリエイティブ・ディレクター、BRAND THINKING編集長。2002年早稲田大学商学部卒業後、山梨日日新聞社・山梨放送グループ入社。広告代理店アドブレーン社制作局配属。CMプランナー/コピーライターとしてテレビ・ラジオのCM制作を年間数百本行う。2006年パラドックス・クリエイティブ(現パラドックス)へ転職。企業、商品、採用領域のブランドの基礎固めから、VI、ネーミング、スローガン開発や広告制作まで一気通貫して行う。採用領域だけでこれまで1000社以上に関わる。2015年早稲田大学ビジネススクール修了(MBA)。同年むすび設立。地域ブランディングプロジェクト「まちいく事業」を立ち上げ、山梨県富士川町で開発した「甲州富士川・本菱・純米大吟醸」はロンドン酒チャレンジ2018銀賞、2019金賞、フランスKura Master2019金賞。埼玉県戸田市では「埼玉戸田・かけはし・純米吟醸微発泡」と、立て続けに日本酒をプロデュース。山梨県都留市ではネクタイブランド「TSURUIKI」の立ち上げも行う。著書は「無名✕中小企業でもほしい人材を獲得できる採用ブランディング」(幻冬舎)

むすび株式会社




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