【スタートアップのCEOだからこそ身につけたいブランディング思考】no.14
企業で多いのが「ターゲットは誰ですか?」の質問にちゃんと答えられないことです。
よくする質問は、ターゲットを確認するときに『一人だけ笑顔にできるなら、誰を笑顔にしたいか?』です。
回答として多いのが「みんなに使って欲しい」などがありますが、最終的にはそうですが、最初から「みんな」にしてしまうと、逆に「誰にも」響かないものになってしまう傾向が強いです。
1つの考え方として、創業者と同じ原体験を持つ人を、ターゲット、笑顔にしたい人に設定する方法があります。これは自分の『原体験』から、アイデンティティの作るフレームワークです。
1)自分の原体験
2)特別な人=本当に顧客
3)社会的な価値
1)自分の原体験
この設定方法の強みは、自分が体験しているから、説得力があり、自分もブレずに、他人に対して説得力があることです。その人が「なぜ?」やりたいかの時に、自分の原体験を話すことで、説得力=共感力も上がります。すべてを自分の原体験をもとに矛盾なく、作ることができます。
2)自他に対する説得力
自分一人の『原体験』なんか、価値がないと思う人も多いかもしれませんが、『自分の原体験』でも、同じような問題を抱えている人にとって、特別な人=ファン=本当の顧客になる可能性が高いことです。
3)社会的な価値
ストーリーとしても、過去に『問題ある状態』に対しての、今の自分にできる事を考えれば、自分も救える事になり、同じような社会で問題を抱える人にも力になる事ができ、社会にとっても応援して欲しい人になりやすいです。
これは、サービスや、プロダクトも同じで、担当者の原体験があることで、厚みがある価値を出すことができます。なんとなく流行っているから手を出すものは、なんとなくダメになってしまう傾向が多いです。
※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して弊社は一切の責任を負いません。