【スタートアップのCEOだからこそ身につけたいブランディング思考】no.8
普段、コーポレート・アイデンティティ(CI)から、社内から外にどうやって伝えるかです。
その中で、相性が良いのは、「ブランド」×「広告」=『ブランド広告』です。
顧客の抱える問題レベルに合わせて、訴求する内容を変えていくことです。
例えば「お金がない」人に、対して「お金を貸します」は浅い解決手段になってしまいます。
ここでもし企業であれば、金利や、1ヶ月無利子など、条件勝負になってしまい、疲弊していく戦いになってしまいます。
じゃあ、どうすれば良いかは、簡単に言うと3つのプロセスとなります。
1)顧客問題の深堀り(顧客が抱えている問題の本質は何か?)
2)パブリックリレーション(本当の顧客はダレか)
3)売上につながるまでの流れ
1)顧客問題の深堀り。
例えば、目に見えているから問題から、「なぜ?」を繰り返して問題を深堀りしていきます。
❶「お金がない」
↓
❷「仕事をしていない」
↓
❸「何の仕事をして良いかわからない」
↓
❹「自分が何が得意かわからない」
↓
❺「自分で考えた事がない」
『自分で考えた事がない』深い問題に対して訴求するのが、『ブランド広告(訴求)』となります。
2)本当の顧客は誰か。
自社のビジョンや、創業者の原体験に近く、課題を解決したい人です。
一時的に買って欲しい人ではなく、生涯を通して、その人に価値を提供する人のことです。会社のビジョンに近い人が本当の顧客です。
3)売上につながるまでの流れ
ブランド広告は、抽象的かもしれません。しかし、それぞれプロセスを踏むことで、ムダがなく、確実な地に足がついた広告展開を行うことが出来ます。やがてそれは中長期的なブランド構築になります。
①ブランド認知を増やす
【理念訴求】「ビジョン」「理念」
「ブランド」+「イメージ」+「テキスト」
【指標】表示回数
↓
②エンゲージメントを高める
顧客との関係性の構築(SNS/リタゲ)
【関係性】理念に共感してくれた顧客との
関係性を深める「思い」「人」
【指標】クリック数
【やる事】コンテンツ(利用方法/利用者イメージ)
↓
③ベネフィット訴求
購買につながるキャンペーン、目に見えるメリット
【指標】コンバージョン
悪い例として、売上を上げるために、いきなりブランド認知がない状態で刈り取りのキャンペーンをすることです。種も芽もない状態で、安売りになり、コンバージョンにもつながりにくいです。安さや、メリットで売っても、他に安い、メリットがある商品があれば、そちらに顧客が流れてしまう可能性が高いです。
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