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【レポート】日本ブランド経営学会Salon #28『企業ブランドは人格に影響を及ぼすのか?』〜5年間に渡る組織実験の結果〜

 

2021年3月18日、オンラインにて日本ブランド経営学会サロン第28回が開催されました。

日本ブランド経営学会は、ブランディングの視点から日本の企業経営を変えていくという志をもった学びの集まりです。なかでも活動を特徴づけるサロン活動には、「ブランディング」という共通の関心事をテーマに社会人が集まり、創発的な取り組みのきっかけの場にもなっています。

ライトニングトークでは、株式会社シー・エス・イーの野口和美氏、PERSOANL VENTURE CAPITAL.LLC CEOのチカイケ秀夫氏、株式会社Toreruパートナー弁理士/COOの土野史隆氏が登壇。

普段スタートアップのブランディングを行っているチカイケ氏には、コアバリューについて話しいただきました。100億年の活動耐用年数を持つ地球も人も熱量で動いていると提起し、企業ではコアバリューがその熱量になると言います。経営者の強い原体験がコアバリューとなり、それを社員に浸透させていくことが重要だそうです。

続いて野口氏には、次の日会社に行くのが楽しみになる世界を取り戻したいという思いを込めた、『サザエさんドリブン』な組織づくりについてお話いただきました。心理的安全性を保つことで人と人との関係性を高め、インナーブランディングにより会社と人の関係性を高めていくことで、仕事が楽しくなる社会を実現していけるのではないかと話していました。

最後は土野氏より、ブランドと知財の関係性についてのお話。ネーミング思考とブランド志向の商標登録の違いについて説明した上で、しっかりとブランディングを行うことが価値の高い商標登録になると伝えました。

 

続いて今回のゲスト、株式会社ガイアックス ブランド推進室 広報マネージャー、高野比呂史氏の登壇。高野氏は、大学卒業後、地元発ベンチャーや中小企業にて働いた後、2015年から株式会社ガイアックスに入社。企業ブランドの影響に感化され広報を希望し、現職を担当さてれています。

高野氏は、ガイアックス入社前〜現在の5年間でガイアックスの企業ブランドが自身の幸せ度にどのように影響するか、組織実験を実施。個人主義・納得中心主義・個別主義のカルチャーを持つガイアックスに入社したことにより、8つの特徴的な変化が表れたと言います。

①権利と義務→自由と責任

②与えられる→作り出す

③妥協→一致

④抱え込む→頼る

⑤競争→調和

⑥無関心→相関

⑦自己否定→自己肯定

⑧参加→主催

高野氏は上記のように、ガイアックスに入社後仕事のスタンスや周囲との関わり方などが変化したそうです。高野氏の実験では、企業らしさや企業のカルチャーが、個人の仕事のスタンスや考え方、価値観にも影響するという結果が出ていました。

その後はいくつかのブレイクアウトルームに分かれ、それぞれのルームでディスカッションが行われました。毎回このディスカッションでは、成功話だけではない、苦労や失敗などのブランディングの実践における、生々しい議論が繰り広げられています。次回は4/15(木)19:00〜。日本ブランド経営学会の創業メンバー、上条憲二氏・深澤了氏・チカイケ秀夫氏による座談会を行います。

 

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