2021年4月21日、オンラインにて日本ブランド経営学会サロン第38回が開催されました。
日本ブランド経営学会は、ブランディングの視点から日本の企業経営を変えていくという志をもった学びの集まりです。なかでも活動を特徴づけるサロン活動には、「ブランディング」という共通の関心事をテーマに社会人が集まり、創発的な取り組みのきっかけの場にもなっています。
今回のメイン登壇は、アディール・リーダーズ株式会社 代表取締役CEOの氏。経営学的な視点で「パーパス」が注目を集めている中、永井氏は2017年当時から一貫してパーパスの重要性を唱え続けています。pigeonをはじめ、さまざまな企業のパーパスの事例を説明しながら、経営をパーパスでマネジメントすることの大切さを訴えます。パーパスを制定しても、それに基づいた経営をしないと決めている企業もあるそうで、「それでは意味がない」と永井氏は話します。
永井氏はパーパスでマネジメントすることの利点として、下記の4つを挙げ、エビデンスも含めて、説明します。さらに、そのつくりかたについて「発見→共鳴→実装」というフェーズを踏むことが浸透に向けて重要であるといいます。つくっても、浸透しなくて、困る企業が多いそうです。さらにパーパスの浸透に関しては、「自分ごと化」がとても重要で、個人と企業のパーパスの重なり合いが浸透のキーになると言います。
次は、日本ブランド経営学会・会長の上條憲二より今期の方向性の話がありました。「ブランドで経営する」という、日本ブランド経営学会のコアの考え方を改めて共有されました。またコアメンバーになってくださったみなさんより、今期の意気込みなどを発表していきました。その後、ブレイクアウトルームにわかれ、白熱した議論が行われました。
次回のサロンは5/19(木)19:30〜の開催となります。
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