宣材写真は視覚情報の強いブランド
企業概要や社長挨拶、プロフィールで使われる宣材写真。なんとなくビジネス感のある宣材写真を使っていないでしょうか?宣材写真は、ブランディングをする上で欠かせないものです。今現在、あなたの宣材写真はあなた自身を表すもの、企業のテーマに合っているものになっていますか?手軽にできるブランディングの第一歩として、宣材写真の見つめなおしてみてはいかがでしょうか。
宣材写真からわかる企業の雰囲気
ビジネスに使われる宣材写真の多くは、白背景やオフィスでスーツを着ている写真が一般的ではないでしょうか。しかし、言い方を変えれば”無難”です。その写真から企業の情報や雰囲気はくみ取れません。見る側はの感想としては「ちゃんとしている」程度です。
そこで、たとえば表情を笑顔にしてみるとどうでしょうか。なんとなく「ここの企業は雰囲気が良さそう」というイメージになるかと思います。このように、宣材写真は表情やポーズひとつで見る側の感じ方が大きく異なるのです。
改めて、どんなポイントを意識するべきか、考えてみてください。
宣材写真で自社をアピールするためのポイント
宣材写真で自社をアピールするためには、”個性”を出すことが重要です。あなた自身の個性はもちろんですが、どちらかというと、企業の雰囲気に合わせると良いでしょう。とくにおさえておきたいポイントは4つです。
・表情
・ポーズ
・服装
・背景
まずは表情です。基本的に好印象を抱かせるには笑顔が良いですが、たとえば士業の場合なら、真顔の方が権威性を示せます。ただし、「お客様に寄りそう気軽な……」という雰囲気を出したい場合は、笑顔の写真が良いですよね。自社がアットホームを意識したいか、権威性を高めたいかによっても、表情は変わってきます。
次にポーズです。腕を組んだり前で手を組んだり、なかにはセミナー中の会話している姿を宣材写真にしている方も少なくありません。ポーズに関しても、自社のサービスによって変わります。セミナー講師やコンサルタントを行っているなら、会話している姿の方が、見る側はリアルに想像しやすいです。基本的には”あなたの仕事している姿”を想像させるようなポーズを選ぶと良いでしょう。
次に服装です。ビジネス宣材写真においては、スーツが一般的ですが、あなたの企業はスーツが合うサービスでしょうか?今一度考えてみてください。士業やコンサルタントであれば、スーツの方が信頼性が増します。しかし、デザイナーだったらどうでしょうか。デザイナーの場合、スーツよりもお洒落な私服の方が、信頼感が生まれませんか?「やはりデザイナーの方は、普段の服装からお洒落をしている」という感想が生まれるのではないでしょうか。
また、極端に言えば、医院が良い例です。医院の院長プロフィールでは、白衣を着ている人がほとんど。スーツを着ていると「医者」というイメージが湧きづらいからです。このように、服装一つで印象は大きく変わります。
最後に、背景やロケーションです。白背景なのか、オフィスなのか、さまざまなロケーションがあります。この場合も、ポーズと同様”あなたの仕事している姿”を想像しやすい場所が良いでしょう。web関連の仕事であれば、パソコンを前にしている姿の方が、イメージが伝わりやすいです。白背景だけでは、リアルなイメージにはつながらないでしょう。
それぞれを自社に合わせて考えていけば、宣材写真だけでも、大きな効果につながります。
宣材写真の良い例はアーティスト写真
宣材写真の撮り方に悩んだら、ミュージシャンやモデルなど、アーティストの宣材写真を参考にすると良いでしょう。アーティストは、宣材写真だけでその人の世界観を表しています。当然、ビジネスに使う宣材写真の場合、アーティストのように派手なポーズはできませんが、参考にはなるはずです。
たとえば、はだけた服装で黒背景のような男性アーティストだったら、多くの場合は、”ロック系”のイメージになるでしょう。白いドレスで緑沢山の公園で撮影されている女性アーティストなら、”癒し系”のイメージになりませんか。
また、ギタリストであれば、ギターを抱えていることがほとんどです。このように、小物も上手く使って自分を表現しています。「ビジネスとアーティストでは違う」と考える方はいるかもしれませんが、”写真でイメージを伝える”ことに関しては同じです。
あなたの好きなアーティストの宣材写真を一度見てみてください。そのアーティストから感じる雰囲気が、しっかり宣材写真に反映されているはずです。
宣材写真はブランディングの第一歩
宣材写真は、ブランディングを意識する上での第一歩です。宣材写真を考えるだけで、「周りからどう見られているか?自分がどう見せたいのか?」を考えるきっかけになります。これはまさにブランディングの考え方と同じです。たかが宣材写真、されど宣材写真。これからブランディングを考えている方は、まず宣材写真の見直しから、ブランディングを始めてみましょう。
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