経営に正しいブランディングを。わかりやすく解説|ブランド シンキング

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経営に正しいブランディングを。わかりやすく解説

2017.03.17

「コーポレート・アイデンティティ」と「人事制度」の連動について

【スタートアップのCEOだからこそ身につけたいブランディング思考】no.11

『ブランディング』というと「ロゴ」などをイメージしますが、

通常は、企業のコーポレート・アイデンティティ(CI)策定だけではなく、企業の人事制度まで落とし込んでいます。

『ブランディング』は、企業活動のすべて統一/一貫性を持たせるためのものだからです。

CI(Corporate Identity) コーポレートアイデンティティをさらに分けると、3つのアイデンティティとなりますが、最終的には、BI(Behavior Identity)=行動も統一/一貫性を持つ事が出来ないと、顧客に価値を感じてもらう事も出来ないからです。

∟MI(Mind Identity)マインド・アイデンティティ:企業の考え方
∟VI(Visual Identity)ヴィジュアル・アイデンティティ:企業の可視化
∟BI(Behavior Identity)(ビヘイビア・アイデンティティ:企業の行動
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全体的なイメージとなります。ただ策定ではなく、すべての企業活動が対象となります。
 

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理由は、ただ言葉を決めるだけでは、社員は動かない=会社として価値を出していけないからです。
 
人事制度で連動することで、理念浸透として特別な事をしなくても、日常の企業活動の中で、会社としても意識、社員も意識ができ、それに対しての評価も連動する事で『仕組み』として、会社に残していけるからです。本質的には、『法人=一人の人格』として、つねに一貫した思想/判断基準/行動をしないといけません。
 
創業者の思いから、日常の業務まで落とし込んでいきます。
 
1)ビジョン
創業者の思いが実現した社会は、どういう社会になっているか
 
2)理念(フィロソフィー)
何を通して、どんな価値を作るか
 
3)大切にする価値(バリュー)
共通して持つ価値観
 
4)判断基準(ポリシー)
AとBの選択肢があった時に、どちらかを選ぶかの判断基準
 
5)行動指針(カルチャー)
日常の業務の中での、具体的な行動例
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具体的には、ビジョンから行動指針までは、矛盾なく策定していき、人事制度と連動していきます。会社の判断基準に合わせた選択で、仮に結果は悪くても会社として、評価します、逆に会社の判断基準とは違う判断で、仮に売上が上がっても、評価をしていけません。

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「コーポレート・アイデンティティ」と「人事制度」に連動する事で、創業者の感情やその場の判断でなく、世界中のどこで仕事をしても、同じ思想/判断基準/行動をできる仕組みが体制ができます。
 
chikaike

 
チカイケ 秀夫

パーソナル・ベンチャー・キャピタル代表。企業ブランディングパートナー/社外CBO(チーフ・ブランディング・オフィサー)。一部上場IT企業でベンチャー立ち上げ、グロースハック、企業理念策定や代表直下でグループでのさまざまなプロジェクトを担当。そこでの『ブランディング』を通して、現在は、個人/スタートアップ/ベンチャーへの支援を行う。

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