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全社員がユーザーを向いて仕事ができる組織をつくり続けたい。

【Rettyのブランド論対談 第3回<最終回>】

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日本最大級の実名型グルメサービスサイトに成長したRetty(レッティ)。会員は2200万人以上(2016.7現在)にも達している。昨年7月には11億円もの大型資金調達を成功させている。2010年創業から早7年近く。ますます成長に拍車のかかるRettyの土台となる考えは何か。創業者で代表取締役の武田和也氏に、パーソナル・ベンチャー・キャピタル代表のチカイケ秀夫氏が聴いた。

 

ユーザーハッピーを追究するから、利益が追いかけてくる。

チカイケ:「言語化」にはとても力を入れていると聞きます。

武田:「Retty」というブランドについてとか、ユーザーが受け取る価値について言語化したりとかは、よくやっていますね。

チカイケ:言語化を重要視する背景は何ですか。

武田:自分たちのやっていることが、どんな人たちに対して、どんな価値を提供できるのか、をしっかり腹落ちすることがとても重要だと思うからですね。

チカイケ:徹底して、価値の源泉は何か、を考えるということですね。

武田:はい。どれだけたくさんの人たちが、「いいお店に行けたな」、「いい時間を過ごせたな」という思いを持ってもらえたか、ということにとことんこだわってほしいんですよね。

チカイケ:目先の収益じゃないよ、と。

武田:その通りです。ユーザーハッピーを追求することで、当然収益も後からついてきます。

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どうすれば浸透するか、社員全員合宿で考える。

チカイケ:武田さんとお話していると長期的な視点がとても印象的です。

武田:もちろん、企業なので利益がないと存続できません。だけど、長期的な展望に立って動いていける組織を目指していきたい、といつも思っています。それを社員と共有したいから、合宿を開いて、みんなで言語化していくんです。

チカイケ:社員は今、何人になるんですか。

武田:90名です。

チカイケ:90名の合宿はすごいですね!

武田:理念って、つくってもみんなが納得していないと、行動に現れていかないと思うんですよね。だから今の「Retty Way」を考えていたときも、言語化までに何ヶ月もかかりましたが、合宿で「どうすれば浸透していくか」をみんなで考えましたもんね。SLACKのスタンプを「Retty Way」にするとか、いろんなアイデアが出てきましたよ(笑)

 

どこまでもユーザーにとっての価値を貫いていきたい。

チカイケ:今後のRettyの展望やこの先で考えていることを教えてください。

武田:もちろん、グローバルというのはいつも意識しています。でも、まだまだ国内でしっかり価値を出し切れていないと思っています。

チカイケ:海外展開に向けての準備は始まっていますか。

武田:今、仕込んでいる状態です。ワールドワイドに使われるものをいち早くつくりたいとは思っています。

チカイケ:Rettyもユーザー数やお店の数も増えて、たくさんのデータが集まっていると思います。これを事業に活かす考えはありますか。

武田:データがいろんな市場のいろんな課題解決につながっていくとは思います。でも手をつけるとしたら、ユーザー側にメリットがあるような利用方法を考えていくでしょうね。

チカイケ:やはりユーザーファーストの考え方を貫いていこうと。

武田:はい。今は組織が大きくなっていく時期ですが、「上司が言うからこれをやる」みたいな、大企業病にはならないようにしたいです。ちゃんと全社員が同じ方向を向いて、ユーザーにとって価値のあることを追求できるような組織の舵取りをしていきたいです。

チカイケ:経営していく上で、共感って本当に大事だと思います。ありがとうございました!

(おわり)

 

第2回「東京は世界一の市場。だからイノベーションを生み出せると思った。

第1回「世界を見ていた。愛される確信もあった。だから迷いなく歩けた。

 

聴き手:チカイケ秀夫 構成:BRAND THINKIKNG編集部 撮影:落合陽城

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Retty株式会社 代表取締役 武田和也(写真右)
青山学院大学在学中に起業を決意。学生時代からECサイトを運営し、月商数百万円まで成長させる。2007年、株式会社ネットエイジ(現ユナイテッド株式会社)入社。ビジネスモデルを考えるために渡米、約1年の滞在期間中に現在のRettyの原型ができ上がる。帰国後、起業。2011年にRettyをリリースし、現在に至る。

パーソナル・ベンチャー・キャピタル 代表 チカイケ秀夫(写真左)
デザイナーの経験を経て、GMOインターネットグループで新規事業などさまざまな事業を経験。2015年よりパーソナル・ベンチャー・キャピタルの代表として活動開始。スタートアップ企業にブランディングを広めることを使命に、数多くのサポートを行っている。さまざまな企業のチーフ・ブランディング・オフィサー(CBO)を務める。




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