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採用において、条件勝負は必ず負ける。

効率の悪い条件のみでの採用。

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経営者や採用責任者が見落としがちな落とし穴3つ。

DODAが「条件は、今よりいい会社。以上」というキャッチコピーでキャンペーンを展開しています。中途採用で収入アップも見込める昨今の売り手市場を反映した広告展開だと思いますが、だからといって「給与、休日、福利厚生」をアピールする求人広告を出せば、集まる人が増えるのかというとそういうわけでもありません。求人広告は、とかく条件勝負をしがちですが、そこに大きな落とし穴があります。

落とし穴1:もっといい条件の(大手)企業は、いくらでもある。

上には上がいます。大きな企業になればなるほど、給与も、休日も、福利厚生も充実しています。だとすると、条件勝負に挑んだ時点で、レッドオーシャンに自ら足を踏み入れることになるのです。仮に応募者がAという大手企業と、自社で迷った場合、条件で選んでいたとしたら、A社を選ぶでしょう。ずっと負け続けるのです。それが続けば、自社に入社しようと思ってくれる人は永遠に出てきません。

落とし穴2:条件を魅力に入社した人は、条件で転職する。

これも見落としがちなことですが、仮に自社の条件を魅力に思って入社したとしても、もっと魅力的な条件の他社が出てくれば、容易に転職してしまうということです。そもそもその人の仕事のプライオリティが「条件」なのですがから、考えてみれば当たり前の話です。

落とし穴3:結局、業績につながりにくい。

これまでもBRAND THINKINGで何度も紹介していますが、「社内のビジョン共有度は、業績アップの起点になる」というリクルート・マネジメントソリューションズの2009年の調査で統計的に相関ありと出ています。つまり、条件アピールで採用すると、そもそも理念や価値観に共感しているのかどうかわからないので、すぐに辞めてしまう可能性もあるわけです。すると、せっかく業績アップのために採用を行ったにもかかわらず、業績アップにつながらない、つまり無駄な採用活動をしてしまったことになります。

採用に関してはこれまでも、理念採用に関して、かなりBRAND THINKINGでも言及しています。条件勝負は、多くの会社にとって不効率な採用を呼び込んでしまう採用そのもの。理念採用を行うことは、理念教育の始まりであり、ブランド構築が社内外への理念の浸透である、ととらえると、その起点になる部分。目先の人数のためだけに採用活動を行ってしまうのは、のちのち自社の首を締めてしまうことになりかねません。

もっとも、この構造を変えるには、採用人数のみで評価されている採用担当者の評価指標そのものも変えていかなければならないはずです。

 

文:BRAND THINKING編集部




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