経営に正しいブランディングを。わかりやすく解説|ブランド シンキング

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経営に正しいブランディングを。わかりやすく解説

2018.01.26

本当に相性が悪いだけか。

コンセプトがないことが原因になってはいないか。

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共通言語=コンセプト

「相性が悪かったみたいです」と、お付き合いする代理店や制作会社などを変更する企業があります。本当に相性が悪いことがありますので、一概に言えませんが、その多くは共有する「コンセプト」がなかったからではないか、と推察することができます。

当初の納期を大きく超えて仕事が長引いたり、何度も制作過程で方針変更し、やり直しをするプロジェクトは発注側、受注側で多くの人が出会っているかもしれません。細かく分析してみると、どちらにも原因となる因子があるような気がしてなりません。

 

◎発注側
確固たる軸が定まっていない。ゆえに気分や雰囲気、好みで方針を変更してしまう。

◎受注側
発注側の想いを十分に汲むことができない。またそれを表現する力を持ち合わせていないもしくは、モチベーションダウンにより本来の力を発揮できない。

 

こういう状態に陥ると、すべからくプロジェクトが長期化し、泥沼化します。発注側はカリスマ性のある創業社長によくおこりがちな傾向です。また受注側にも従来からの「言われたことを精一杯やる」という姿勢だけだと、クライアントの言われた以上のことをすることがないので、発注側にとってはいつまで経っても不満の残る結果となるかもしれません。

いずれにしても、双方にとってまったくWINになっていないわけですが、これを共通言語である「コンセプト」のもとに判断すれば、ある程度は防げるようになります。コンセプトに沿って判断し、コンセプトに沿って表現する。これを双方が守り続けるという固い意志をもつことが重要です。そして一番やってはいけないのはコンセプトを無視する、ということです。

ブランディングとは、ビジョンを社内外に浸透させていく活動そのものです。それは企業ブランド、商品/サービスブランド、採用も、変わりありません。ビジョンとは、コンセプト=軸そのもの。今行っているプロジェクトで結果を出したいのは皆同じ。発注側、受注側の文化は違って当然ですから、どのように共通言語をつくるかは、プロジェクト遂行にとても重要な要因になってきます。

 

文:BRAND THINKING編集部

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