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イベント・セミナー

CHROは、予算を達成するための人材戦略を描け。

【2017/2/16開催レポート】

TOKYO BRANDING LABO vol.4「CHRO×BRANDINGの未来とは?」

2/16(木)に「TOKYO BRANDING LABO」(パーソナル・ベンチャー・キャピタル代表 チカイケ秀夫)主催、BRAND THINKING編集部協力で行われた「CHRO×BRANDING」イベント。賞賛や活躍を可視化、企業へのビジョン浸透や組織活性化ツール「RECOG」を販売し、コンサルティングする株式会社シンクスマイルの会場協力のもと、約20名の参加者が集まり、熱い議論が交わされた。本稿はその一部をレポートで紹介する。

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採用することで、売上は上がるか?

イベントの第1部は株式会社SANBOWの堀尾司氏の講演。リクルートやソフトバンク、GREEで人材戦略の責任者で最前線にいた堀尾氏ならではの視点、そして経験にこの日集まった約20名は聞き入った。堀尾氏が語る、CHROにとって持つべき重要な視点は、「人材が入ることで、売上が上がるのか」ということ。どんな経営者も、会社を成長させるために人材を採用し、教育する。組織の課題を、人材の面から解決するのであれば、「人材分野の知識、スキルをもとにした予算目標達成の可能性の見極めと対策」ができなければいけないと話す。そのためには、組織のビジョン/ミッション/バリューから落とし込まれた、中長期戦略を「人事ポリシー」として描き、採用育成や評価処遇、労務や福利厚生などにさらに細かく落とし込んでいかなければならいと話した。

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退職する人に、「ありがとう」と言えるか。

さらに堀尾氏は「入社マネジメントと同じくらい、退社マネジメントができるか」と述べる。特にベンチャーにとって退職は不可避。退職する時に、1人でこっそり退職するような会社は伸びないと断言する。「辞める時、経営者が『ありがとう』と言えない会社はダメ。周囲が『なぜありがとうと言わないのか』とCEOを諭すべきだ」。そのくらいCHROはCEOと同じ目線で、厳しく人材に関して目を光らせる必要があるのだと言う。そして、描く人材戦略を達成するために、CEOからオーダーを受けるだけでなく、こちら側からCEOに対してオーダーができる必要があると訴えた。「CEOが自ら人材採用に本気になるくらい、CHROは本気にさせないとダメ。リクルートの江副さんは、採用の面接なら銀行のアポをずらしてでも会った」というエピソードを紹介した。

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リファラル採用は、どこも戦前からやっている。

第2部は堀尾氏(上記写真右)と企画経営アカデミー株式会社 代表取締役社長で、数多くの企業の組織開発を手がける大槻貴志氏(上記写真左)の対談で始まった。モデレーターはBRAND THINKING編集長の深澤。まず深澤が「営業で活躍した人を人事部に異動させたというのはおそらくリクルートから始まったと思うが、その点ついて現場の視点からどう思うか?」と質問。堀尾氏は「人材採用の最後の大きな砦はどう口説くか。そういう意味で、最近言われているリファラル採用は戦前から誰しもやっていたこと。営業上手よりも、恋愛上手が向いているのでは?」と回答。大槻氏はそれを受けて、「社長がビジョンを話しても、それが自分だけの思い込みのビジョンであることがある。なぜと突っ込んでいくと、うまく説明できない。本当に自分たちがやりたいことをビジョンに据えて、採用すべき」と話した。

unspecified4(モデレーター:BRAND THINKING編集長 深澤 了)

経験やスキルでなく、価値観で採用しろ。

「実は入社させることより、もっと難しいのは退職時の対応」と、堀尾氏。辞めた人間に「あの会社は今でも好き」と言ってもらえるかどうかで、その企業の成長が決まるとも言う。「感謝してみんなで送り出すと、2年後とかにまた出戻ったりするんです」。大槻氏は自身の経験をもとに、「スキルだけで採用しちゃうと、文化に会わなかった時に、辞めてもらうのは本当に大変」と話す。特に、中途採用はどの企業も経験やスキルを重視して採用しがちな傾向にある。それでも、自社の企業文化や価値観を発信することで、それに共感する人を集めることができ、一貫性のある強い組織ができていくのだと言う。ただ、企業文化を押し出す時に気をつけなければいけない点として大槻氏は「価値観を押し出してしまうことで、その人が入社したあと、個性を発揮できなくなることは同質化を生んでしまうので、避けなければならない」と注意点を促した。

あっという間の2時間半。非常に濃い内容で議論が展開され、その後の懇親会も多くの質問が大堀氏や大槻氏に寄せられた。主催する「TOKYO BRANDING LABO」の代表で、スタートアップ企業で数多くのCBO(チーフ・ブランディング・オフィサー)を務める、パーソナル・ベンチャー・キャピタル代表、チカイケ秀夫氏は「今後もCHROとBRANDINGについて考える機会を設けていきたい」と話す。CHROについて考える、熱い夜が過ぎていった。

unspecified (3)(チカイケ秀夫氏)

文:BRAND THINKING編集部 撮影:高井直樹 

このレポートのイベント情報はこちら

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