経営に正しいブランディングを。わかりやすく解説|ブランド シンキング

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経営に正しいブランディングを。わかりやすく解説

サムライの心を持って、 世界で一番のインキュベーターになる。

【サムライインキュベートのブランド論対談 第1回】

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サムライインキュベートは、日本のベンチャーキャピタルと言われる中でも異色の存在だ。「できるできないではなく、やるかやらないかで世界を変える」という考え方のもと、覚悟と志に共感したスタートアップに支援を行っている。現在はイスラエルなどワールドワイドにも展開をしている榊原氏(写真左)に、BRAND THINKINGで連載も持つチカイケ氏(写真右)がサムライインキュベートの理念や今後の展開について聴いた。

 

いいアイデアにこそ投資する環境をつくりたかった。

チカイケ:サムライインキュベートを立ち上げたあたりのお話からお聴きしてもよろしいでしょうか。

榊原:当時はIT系の会社で営業部長をしていたんです。そこで新しいステップとして会社を立ち上げようと。最初は今みたいな形態じゃなくて、営業代行的な仕事をしていましたね。

チカイケ:それがどうして今のようにスタートアップを支援する形に変わっていったんですか。

榊原:営業代行をする会社にとってスタートアップとの関わりは大事。なので、スタートアップをよく知っているベンチャーキャピタルの方々に話を聞いて回っていた時に、自分たちがスタートアップを支援するベンチャーキャピタルになったらいいんじゃないかと考え始めました。

チカイケ:実際回って見てどうでしたか。

榊原:実績や経験を意識する日本では、いいアイデアを持っているだけでは投資してもらえないですし、収益がないと、銀行はお金を貸してくれませんよね。それを壊したいな、と思いました。

チカイケ:そこがはじまりだったんですね。

 

何でもやればできると信じている。

チカイケ:「できるできないでなく、やるかやらないかで世界を変える」というのは、どういう想いを込めたのですか。

榊原:もともとIT系の企業で営業の責任者をしていたときに、自分の部署の人間たちに残していった言葉なんです。僕は本当に何でもやればできると思っています。日本人って過去の自分の経歴がないとダメだと思っているフシがある。でもそんなの実際は関係ないと思いますよ。

チカイケ:心の底から出てきた言葉なんですね。

榊原:僕は基本的に目立ちたがり屋(笑)。世の中を変えれば当然目立つわけですが、目立つのであれば、人の役に立ちたい。僕の使命は起業家を育てることで、100人の起業家を生み出せれば、100万人の雇用だって夢じゃない。そう本気で思っているんです。

チカイケ:もう目標まで具体的に見えているんですね。

榊原:2025年まではアクセル踏みっぱなしですよ(笑)。会社つくった瞬間に、日本でナンバーワンになろうと決めました。その次はアジア。でもそれは世界でナンバーワンになるための過程です。

チカイケ:世界一はどのくらいまでに?

榊原:2019年が目標ですね。それまでに何らかの指標でYコンビネーター(※編集部注:アメリカにある世界最大のベンチャーキャピタル)を抜くと決めています。

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イスラエルを日本の心を持って、経済成長させる。

チカイケ:社名に「サムライ」というのも個性的ですよね。

榊原:これもIT企業で営業本部の責任者をしていたときに「サムライ営業本部」と名前をつけていたのが土台です。映画の「ラストサムライ」ってあったでしょ。あんなふうに、何でも先頭きって、自己犠牲の精神でみんなを守れるのってカッコイイな、と。

チカイケ:そう言われて、今あるサムライインキュベートの行動規範を見ると、とても理解できますね。

榊原:新渡戸稲造さんの「武士道」も参考にしています。

チカイケ:とてもきっちりと理念体系をつくっているという印象があります。

榊原:会社はチームですから「まとまり」って大事だと思うんです。行動規範があれば、そういう人がやっぱり入社してきます。だから最初から「うちはこうですよ」というのを示すことで、フィルタリングをかけているんです。

チカイケ:サムライという社名からの一貫性がしっかりされていますよね。

榊原:「サムライ」というネーミングは正解だったと思います。海外では「サムライ」という名前で日本を感じてもらえます。

チカイケ:最近ではイスラエルにも進出していますよね。

榊原:彼らは優秀だし、すばらしい技術を持っています。その多くが軍事に向かってしまっているので、僕はその技術を活かし、日本人の心を持って、イスラエルの経済成長をサポートしていきたいと思ったんです。

 

 

第3回「ありがとうと、恩返しする気持ちのある起業家は成功する。

第2回「誰もやっていないことをする。だからブルーオーシャンを切り開ける

 

聴き手:チカイケ秀夫 構成:BRAND THINKIKNG編集部 撮影:落合陽城

 

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株式会社サムライインキュベート代表取締役 榊原健太郎(写真左)
関西大学社会学部卒業後、日本光電へ入社。その後、アクシブドットコム(現VOYAGE GROUP)、電通ワンダーマンなど。グロービス経営大学院大学でMBA取得。2008年、株式会社サムライインキュベート設立。経営者の志と覚悟に共感したシード期と言われるごく初期のスタートアップから支援を行う。2014年5月からイスラエルに移住し、日本初のインキュベーターとしてブランチを設立。ワールドワイドな展開を視野に入れている。

パーソナル・ベンチャー・キャピタル 代表 チカイケ秀夫(写真右)
デザイナーの経験を経て、GMOインターネットグループで新規事業などさまざまな事業を経験。2015年よりパーソナル・ベンチャー・キャピタルの代表として活動開始。スタートアップ企業にブランディングを広めることを使命に、数多くのサポートを行っている。さまざまな企業のチーフ・ブランディング・オフィサー(CBO)を務める。




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